先日、わたしの母が施設に入居しました。
入居しても、元居た家の光熱費はかかってしまいます。今回の記事では、電力会社の乗り換え先を選んだ経験をもとに、
家に長期滞在しない場合のおすすめの電力会社はどこなのかを書いています。
条件
今回の条件は以下の通りです。
- ほぼ家に居ない、かかっているのは冷蔵庫など設備維持の電力のみ、基本料金無料
- 価格変動型ではない
- また使い始めたときに直ぐに戻せるように、解約金なし、縛りなし
- クレジットカード決済以外(母がクレジットカードを持っていないため)
クレジットカード決済以外(口座引き落とし可)が曲者なので、その他から絞っていきます。
手順①「新電力比較サイト」で会社名を調べる
家に長期居ない場合という特別な例なので、普通の検索方法では探せませんでした。
そこで、一括シミュレーションを使って調べてみました。
結果は以下の通りでした。
第一位 ピタでん(F-Power)←違約金ありのためNG
第二位 あしたでんき
第三位 ジャパン電力
第四位 アスエネでんき←価格変動型なのでNG
第五位 AIでんき←新規申し込み停止中
第六位 Looopでんき
手順② エネチェンジで比較する
次に、エネチェンジを使って絞り込み検索していきます。
エネチェンジの使い方については以下の記事を参考にして下さい。
電力自由化の記事で紹介した、電力乗り換え先の比較サイトである「エネチェンジ」。郵便番号だけではなく住所や氏名なども書かないといけない比較サイトが多いのですが、この「エネチェンジ」では郵便番号だけで入力はOK。このサイトのお得な使い方(と[…]
結果は以下の通りでした。
第一位 ジャパン電力
第二位 Looopでんき
第三位 スマ電
第四位 アストでんき 続けてお得プラン←基本料金ありなのでNG
第五位 アストでんき ブライトプラン←基本料金ありなのでNG
第四位以降では、節約効果が大きく落ちていました。
すべて基本料金ありの場合なので、やはり長期不在の場合は基本料金ありのプランは不適切なようです。
手順③ 重複した2つについて調べる
重複したジャパン電力とLooopでんきについて調べてみます。
節約効果は、「家にほぼいない状態」を想定しています。
名前 | 契約可能A | 縛り・解約金 | 節約効果 | 支払い方法 | 地域 |
ジャパン電力 | 20A~ | なし | ほぼ同じ | クレカ・口座 | 沖縄・離島以外 |
Looopでんき | 20A~ | なし | ほぼ同じ | クレカのみ | 離島以外 |
結論:口座払いなら「ジャパン電力」クレカ払いなら「Looopでんき」
ジャパン電力とLooopでんきで違ったのは、契約できる地域(ジャパン電力は沖縄NG)と支払方法でした。
つまり、
- 口座払いしかできない→ジャパン電力
- クレカ払いもできる→Looopでんき
が、家にほぼ居ない場合で安くなる組み合わせだと言えますね。
もし帰ってこれる状態に回復したら、また契約会社を変えれば良いだけです。
(なので違約金・縛りナシのプランで選定しました)
口座払い派の長期不在なら「ジャパン電力」
長期不在で口座支払しかできないなら、「ジャパン電力」がおすすめです。
↓ジャパン電力はこちら↓
20Aから契約可能。一般の家庭向けの「くらしプラン」、法人様向けの「しごとプラン」があり、
基本料金0円が特徴。
250kW帯までの利用料金は割高ですが、それ以降は下がっていき割安に。
使えば使うほど得になっていき、特に最低300kW以上使う二人以上の家庭だと割安になっていきます。
最大で110kW程度までしか使わない家庭でもお得ですが、150kW以上だと割高になる場合も。
かなりユニークなプランなので、比較サイトで計算は必須です。
割引率 | 基本料金は無料、250kwまで割高 |
向いてる家庭 | 最大で110kW程度までしか使わない家庭、最低でも300kw以上使う二人以上の家庭 |
向いていない家庭 | 最低でも170kW以上使う一人~二人暮らしの家庭(高くなる可能性が高い) |
特徴 | 基本料金無料、250kwを超えると単価が下がる |
支払い | 口座振替・クレジットカード |
クレカ払い派の長期不在なら「Looopでんき」
長期不在でクレカ支払しかできないなら、「Looopでんき」がおすすめになります。
↓Looopでんきはこちら↓
20Aから契約可能。基本料金0円のプラン。 オール電化向けの新プランもあります。
使った分だけを払うので、電気をあまり使わない人にも、電気をたくさん使う人にもメリットあり。
300kWに達するまでの単位価格は高いので、そこそこ電力を使う一人~二人暮らしの家庭は注意。
電気をたくさん使う三人以上の家庭はお得になる確率が高いです。
極端に使わない、あるいは極端に使う家庭がお得になります。
かなりユニークなプランなので、比較サイトで計算は必須。
割引率 | 基本料金は無料、300kwまで割高 |
向いてる家庭 | 最大で100kW程度までしか使わない家庭、最低でも350kw以上使う三人以上の家庭 |
向いていない家庭 | 300kW以下しか使わない一人~二人暮らしの家庭(高くなる可能性が高い) |
特徴 | 基本料金無料、300kwを超えると単価が下がる |
支払い | クレジットカードのみ |
比較サイトはこちら
基本料金0円のプランは相当クセが強いので、比較サイトを使って見積もりすることを推奨します。