【有料テーマで悩まれている人向け】最初から有料テーマを選択した方が良い理由【The Thor】

WordPressの無料テーマで選ぶと、だいたいCocoonがおすすめされるケースが多いと思います。

この記事では、このブログを裏方として1年以上メンテナンスしてきた経験から、有料テーマを導入するなら最初からしておいた方が良い理由と、無料テーマのCocoonから有料テーマのザトール(The Thor)にのりかえた時に困ったことについて記事にしました。

簡単にザ・トールの強みと弱みについてレビューしてみたので、併せてご覧ください。

【最重要】どちらで一貫するか決めておく

無料テーマなら無料テーマだけ、有料テーマを使うなら最初から有料テーマにするなど、最初の時点で運用方針を決めておくのが最も大事だと思います。あとから変えようとすると、僕のように苦労してしまうからです。実質、記事以外のすべてを作り直すことになりました。

無料テーマの時に入れたプラグインが競合する

Cocoonでは、様々なプラグインを導入してSEO対策や便利なショートコードを作ることが出来ます。

• Shortcodes Ultimate(便利なショートコードを提供)
• TinyMCE Advanced（記事内装飾を提供）
• ProfilePress(カールセルを提供)
• All in One SEO（SEO対策の鉄板)
• JetPack（セキュリティやアクセス向上）
• WordPress Popular Posts(人気記事の表示)

Cocoonなどの無料テーマと相性が良いとされているこれらのプラグインは、多くの有料テーマと相性が悪い場合が多いです。

有料テーマは独自のSEO対策をしている

The Thor に限らず、多くの有料テーマでは独自のSEO対策をしているため、無料テーマで使えたSEO対策系のプラグイン(All in One SEOやJetPackなど)と相性が悪く、僕の使っているThe Thorでも公式からも非推奨と発表がありました。

（実体験）無料テーマの時に行ったSEO対策が無になった

現状、All in One SEOからThe Thorに各記事のSEO設定をコピーする機能はありません。

つまり、記事ごとのメタディスクリプションの設定やタイトル表示も、ページの読み込み設定も1からすべてやりなおしになりました。

その作業だけでも2か月近く掛かったので、記事以外の設定はすべてやりなおした、と言っても過言ではないと思います。

入れるプラグインが少なくて済む

有料テーマでは独自のSEO対策（検索エンジン向けやページの読み込み改善など）の他に、様々なブログ作成者向けの補助ツールが組み込まれています。例えばザトールでは、

• 吹き出し機能
• 口コミ・スコアボックス・アコーディオンの作成機能
• 記事一覧のショートコード機能
• アフィリエイトのタグ挿入機能

が最初から入っています。もちろん、これらの機能と無料テーマで導入したプラグインが被っていた場合、不都合が起きる原因になります。

不都合を起こしたプラグイン一覧

ここでは、無料テーマのCocoonで導入したけどThe Thorで不都合を起こしたプラグインを紹介します。

• Shortcodes Ultimate(トップページの表示やカールセルなど、いたるところで不都合)
• ProfilePress(よく見られている記事の表示がおかしくなった)
• TinyMCE Advanced（編集でスタイルが非表示になった）

The Thorの強み

①テーマ自体に十分なSEO対策が施されていて、速度も優れてる

プラグイン無しで十分なSEO対策が盛り込まれています。速度を早くする工夫や設定も盛りだくさんです。

検索エンジンからコンテンツが評価されやすい構造を追求していて、プラグイン無しでほぼすべてのページでtitleタグやmeta descriptionタグを設定できます。

プラグインを入れると競合（バッティング）してしまうので、入れないことが推奨されるほどの完成度です。

②デモサイトからイメージにいちばん近いモノを持ってきて修正すればデザイン完成

ザ・トールにはテンプレートともいえるデモサイトが公開されています。

いちからデザインしなくても、あなたが思い浮かべるイメージにいちばん近いスタイルをダウンロードするだけで、かんたんにサイトの外殻が出来上がり。

デザインの拡張性が極めて高く、クリックだけであなたの思うようなサイトに修正すれば、完成です。

デザインの拡張性が極めて高いということは、他のユーザーとデザインが被ってしまう心配がないということ。

③とにかく便利【タグ管理機能】

アフィリエイトなどをする人にうってつけの機能。ショートコードで広告を一元管理できます。

他のWordPressテーマなら1時間以上掛かるであろう広告の入れ替え・修正作業は「タグ管理機能」から行えば一か所の修正ですべてに反映。

時間効率はもちろん、サイトの運営効率が改善され、あなたの収益性を高めてくれます。

The Thorの弱点

①マニュアルが少なめ

便利なショートコードの一覧やよく使われるブロックエディタの導入方法が書いてありません。

Googleで調べると非常に詳しく説明してあるサイトがヒットしますが、本来はマニュアルに書いておくべき事だと思うので減点しています。

②プラグイン抜きでできることが少し浅め

たとえば、吹き出し機能ですが、

2人分しか設定できません。ブログを3人以上で運営したい人、会話形式でワイワイするような運用をしたい人は別途プラグインを用意しないといけなくなります。

また、便利なアフィリエイトタグ挿入機能も、フィルタリングがないため紹介したいモノが多くなると探すのが大変になっていきます。

問い合わせ画面も、プラグインの「Akismet Anti-Spam (アンチスパム)」と併用できる「Contact Form 7 」のほうが機能が充実してて便利なのでそちらを使っています。

総評・・・総じて初心者向け

最大の利点は、テンプレートが充実していて、わざわざデザインしなくてもイメージに近いサイトを作れること。次に必須といわれる多くのプラグインを導入しなくてもクリックだけで設定を弄れるので、効率的なサイト運営ができることです。

どの有料テーマでもそうですが、弱点はあります。欠点は、マニュアルが不足していることと、プラグイン抜きでできることが少し浅めであることです。

ですが、インターネットにつなげていればマニュアルが不足しているのは個人的には致命的な弱点ではないですし、プラグイン抜きでできることが少し浅めなのは特化したプラグインを導入すれば克服できること。

このブログは有料テーマのThe Thorで作成されています

もし有料テーマに興味を持たれたら、こちらをご覧ください。