充電・集塵・制御機能付きのロボット掃除機を導入してみた【Lydsto R1レビュー】

以前、母のつばさがロボット掃除機を導入しようとして断念した記事を書いてくれました。

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そこで、今回は僕の家である機能が追加されたロボット掃除機を導入して家事の自動化をしてみたレビューの記事を書いてみました。

この記事で書いてあることは3つ。

  1. ロボット掃除機単体の欠点、それを踏まえた自動化に必要なロボット掃除機の機能
  2. ロボット掃除機の性能を最大に引き出すためにやっておくべきこと
  3. ロボット掃除機そのもののレビュー

特に、ロボット掃除機単体の欠点で導入をあきらめた方に役に立つ記事にしてみました。

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ロボット掃除機単体の欠点

実は、ロボット掃除機を単体だけで導入したとしても、完全に掃除を自動化することはできません。母のつばさにレビューしたところ、これらが原因で導入をあきらめたそうです。

欠点① 普通の掃除機より多い頻度でゴミの処理が発生

ロボット掃除機は隙間に入れるように、サイズがコンパクトに設計されています。

ゴミの収集量という点では完全にアダとなり、普通の掃除機より頻繁にゴミ回収が必要になります。

欠点② 充電は手動、コードレス掃除機より頻繁に

基本的にロボット掃除機はコードレス。動かすには充電が必要になります。サイズがコンパクトだということは充電容量も普通の掃除機より劣るということ。

コードレス掃除機よりも高い頻度で手動で充電が必要になります。これでは完全な自動化とは言えません。

欠点③ 水拭き清掃してくれない

最新機種なら水拭き機能付きも多いのですが、多くのロボット掃除機には水拭き機能がありません。

頻繁にすることではありませんが、やはり無いと不便なのは事実。

水拭き機能単体のロボット掃除機もあるのですが、集塵機能と水拭き機能のロボット掃除機をそれぞれ導入すると導入コストが倍増します。

欠点④ 入ってはいけない場所や清掃して欲しくない場所を指定できない

コードが多いところ、トイレ、お風呂など、清掃して欲しくない場所があります。水拭き機能があったとしても、畳の部屋など水拭きして欲しくない部屋もあります。

ロボット掃除機に清掃を指示するたびにドアを閉めたりして物理的にシャットアウトする方法もありますが、清掃の度にそれをするのはあまりにも面倒です。

欠点を踏まえた、ロボット掃除機にあってほしい機能

  1. 自動集塵・充電機能
  2. 水拭き機能が使い分けられる
  3. アプリによる管理機能、特に侵入禁止や水拭き禁止領域の設定(wi-fi必須)

まずは自動集塵・充電機能。これは掃除のたびにロボット掃除機で回収したゴミを集めてくれる機能です。

これがないと、掃除のたびにロボット掃除機内のゴミを回収しないといけません。

自動充電機能がないと、充電切れの度に手動で充電しないといけません。

次に水拭き機能。自分でやると面倒な水拭きを代わりにやってくれます。

完全な掃除の自動化のためには、これも必須だと言えます。

最後にアプリによる侵入禁止や水拭き禁止領域の設定機能。これがないと、タタミなど原則濡らしてはいけない部屋を水拭きしてしまったり、お風呂やトイレなど侵入して欲しくない場所まで清掃してしまいます。

最後の設定にはwi-fi機能が必須な場合が多いので、ネット環境の構築は必須だと言えます。

ロボット掃除機を導入する前にやっておくべきこと

  • 床の清掃(めんどうな方は家事代行サービスの「ユアマイスター 」を使うのをおすすめ)
  • 配線の整備(特にコード)
  • ネット環境(特にwi-fi)の整備

まずは床の清掃です。大きなゴミはもちろんですが、床置きしている大きいモノや床に凸凹が出来てしまうようなモノは予め整頓しておく必要があります。

面倒なかたは母のつばさが以前使った家事代行サービス「ユアマイスター 」を使って済ませるのがオススメです。ロボット掃除機に清掃して欲しくないトイレやお風呂場の清掃もできて、より捗ります。

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次に配線、特にコードの整理。ある程度のコードなら跨いでくれますが、扇風機やパソコン、スマホの充電コード、特に暖房器具の電源コードを巻き込んでしまったら大変なことになります。

ロボット掃除機に掃除させる部屋のコードをロボット掃除機の高さより上にしたり、壁に這わせたりする作業は必須だと言えます。

つばさ
侵入禁止の設定機能を使って、ロボット掃除機が入らないようにしたエリアにコードを置く方法もあります。
ヒカル
それだとその場所だけ掃除できないので、僕の家は床のコードレス化をしました。

最後にネット環境(wi-fi)の整備。これがないと、アプリによる設定機能が使えない場合が多いです。

ロボット掃除機の性能をフルに引き出すには、wi-fiも必要。

有線環境が無くwi-fi環境がない方向け

wi-fi環境が無い方向けに母のつばさが「ドコモ home 5G」の紹介記事を作ってくれました。詳しくはこちらをご覧ください。

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有線環境がある方でwi-fi環境が無い方向け

僕の家で使っているwi-fiを紹介しています。

今回購入してみたロボット掃除機

今回僕が導入したのは、ロボット掃除機 Lydsto( リズト ) R1です。

ロボット掃除機 Lydsto( リズト ) R1 について

今回僕が導入したLydsto( リズト ) R1は、上の3つの機能を備えています。

  1. 自動集塵・自動充電機能
  2. 水拭き機能が使い分けられる
  3. アプリによる管理機能、特に侵入禁止や水拭き禁止領域の設定(wi-fi必須)

有名メーカーでこれを満たすロボット掃除機を買おうとすると、価格は8万円が相場です。

Lydsto( リズト ) R1なら4~6万円台の2/3程度の値段で済みます。

【重要】試運転の前に

初回の清掃で部屋のマッピングを行うので、トイレや風呂場など入ってほしくない場所の扉を閉めておきましょう。

また、初回だけはご自身でロボット掃除機の観察をしておくことをオススメします。

ヒカル
清掃禁止エリアや水拭き禁止エリアを決めるために、見ておいたほうがいいです。

開封してみた

画像多めなので折りたたんでいます。
外装はこのような感じです。


内容物はこのような感じ。


説明書も付いています。

アプリの設定と最初の清掃までの説明(wifiは2.4GHz帯が必要)

次にアプリの設定を行います。説明書に手順が書かれていますが改めて説明。

アプリの設定から最初の(画像多めなので折りたたみ)
まずはAndroid/AppstoreでLydstoを検索、インストールしたら開くをタップ。

アカウントをつくりましょうをタップします。
情報を入力(国、メールアドレス、パスワード)したら、検証コードを取得(メールアドレスに送られてきます。)入力したらプライバシーポリシーに同意するに✅を入れて「アカウントを作成」をタップ。

「デバイスを追加」をタップ。

「Lydsto R1」をタップ。
本体の電源ボタンと家のマークのボタンを3秒同時押しします。英語のボイスが聞こえてランプが点滅したら「インジケーターがゆっくり点滅」をタップ。
ルーター(2.4G対応)のアカウントとパスワードを入力して、「確認する」をタップ。

「設定に進む」をタップ。
先ほどの画面で指定された「Lydsto-xxx-xxxx」をタップ。

前の画面に戻ったら、再度「設定に進む」をタップ。

しばらく通信画面が出て、終わると英語ボイスが流れた後に設定完了状態になります。


「スタート」をタップして最初の清掃を行います。
最初の清掃のときは立ち入り禁止エリアや水拭き禁止エリアを決めるために、目を離さないで見ることをオススメします。

初期清掃のあとにしておきたいこと①日本語ボイスの設定

こちらも多めなので折りたたみ
ロボット掃除機を選択した画面の右上にある三をタップします。

設定メニューになったら「音声と音量」をタップ。

↓のほうにスライドすると「日本語」があるので「ダウンロード」をタップ。

以上で日本語ボイスの設定は終わりです。

初期清掃のあとにしておきたいこと②侵入禁止や水拭き禁止領域の設定

ロボット掃除機を選択した画面の右下にある「マップの編集」をタップ。

左下の「禁止区域の設定」をタップ。

モップ拭きを禁止したい場合は「拭き取りの侵入禁止エリア」をタップ。

特定エリアの清掃を禁止にしたい場合は「スイープ・モップ除外エリア」をタップして設定します。

設定が終わったら右上の「保存」をタップして終わりです。

ロボット掃除機を導入してみた感想

僕がロボット掃除機のLydsto( リズト ) R1を導入してみて良かったこと、注意が必要だと思ったことをまとめました。

よかったこと
  1. 毎日の掃き掃除をしなくて済むので気楽、充電も自動でしてくれるので手間いらず
  2. 玄関等の段差もきっちり認識してくれる、多少の段差なら乗り越えてくれる
  3. 据え置き型掃除機と同じで数か月に1回ゴミ回収をするだけで済むので手軽
  4. 掃除にかかる時間をブログや資格勉強に費やせる、時間の節約ができてうれしい
注意が必要なこと
  1. アプリによる管理機能を活かすにはwifi(2.4GHz対応)が必須
  2. 集塵・充電機能があるため設置にはある程度のペースが必要
  3. コードを巻き込ませない工夫(特に扇風機やパソコン、暖房器具、スマホの電源コード)が必要
  4. トイレやお風呂場といった侵入させたくない場所は別個に掃除が必要、全て自動化できるわけではない
  5. 拭き掃除をしたあとは直ぐにモップを外してタンクの清掃をする必要がある

総合すると、導入したことによる削減の方が大きかったので良い買い物ができたと思いました。

この記事がロボット掃除機の導入を迷われているかたの参考になればうれしいです。

今回レビューした掃除機 Lydsto(リズト)R1

比較用にいくつか載せておきます(※ルンバi3,i7は水拭き機能なし、ただしi7はコード等の回避性能が追加)。

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