【元金融が考察】SPUなど改悪続きな楽天経済圏はオワコンなのか?【2022年7月更新】

楽天市場の制度の改悪がトレンドになりました。

「残念だけど楽天経済圏をやめたい」「楽天経済圏はオワコン」「楽天が嫌いになる」「代わりの経済圏に移行する」といった声もあがっています。

ポイントマガジン

楽天経済圏のデメリットを知りたい方は必見!この記事ではわたしが楽天経済圏を利用して感じたことを解説しています。実は楽天経…

この記事では、元クレカ会社(金融系)に勤めていたわたしの視点から、楽天経済圏は一般ユーザーにとって本当にオワコンなのか

直ぐにでも移動すべきなのかについてまとめました。

楽天グループが展開しているサービスの総称のこと。

楽天市場だけにとどまらず、銀行、保険、証券、アフィリエイト、オークション、通信など多岐に渡り経済を展開していることからこの名称が付きました。

各種サービスを利用することで買い物でポイントバック率の優遇(以下SPU率)が受けられることから、割引の相乗効果を狙った利用が行われています。

目次
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楽天経済圏に依存してなければ被害はほぼ無い ー本質を考えてみるー

2022年7月時点では、ポイントバックによるせどり等を目的にして、過度に依存していなければ問題はないです。

2021年から続く改悪は主に3点。

  1. 楽天ひかりのSPU率の撤廃
  2. 楽天アフィリエイトの報酬率の減少
  3. 天ゴールドカードSPU率引き下げ
 
つばさ

他にも公共料金支払いのポイントバック減少などもありますが、主なものだけを書きました。

楽天でんきの失速、楽天モバイルの負担がSPU改悪の背景でしょうね・・・

 

しかし、楽天ひかりを使っていない、楽天アフィリエイトだけに依存していない、あるいは年会費のあるゴールドカードを登録していなければ関係ありません。

では、楽天経済圏の本質とは?

楽天経済圏の優位性とは固定費と手数料の削減と金利優遇

楽天経済圏の優位性とは、タイトルの通り、固定費と手数料の削減と金利優遇です。

 
つばさ
公共料金や楽天証券を除く支払を楽天カードにすることで確実に1%のキャッシュバックを得られるのも金利の優遇ですね。

これがわたしの考える、楽天経済圏の優位性です。

最近では他の経済圏も楽天経済圏に追い付きつつあります。

少し前まではヤフー経済圏ではポイントバックはpaypayとTポイントに分散していましたが、TポイントはPayPayポイントに統一されました。

au経済圏にもヤフオクやラクマのようなオークションはないものの、auカブコム証券やauじぶん銀行のauマネーコネクト(楽天のマネーブリッジに相当)など、一部では楽天経済圏を越えたサービスが提供されています。

楽天経済圏の改悪点は、ライトユーザーからすれば許容範囲内

たとえば公共料金のキャッシュバック率ですが、1%が0.2%に下がっています。

一般的な家庭の水道代が5000円くらいなので、キャッシュバックの影響は50円分(1%)のポイントが10円(0.2%)分に減るくらい。

事業などで数十万単位で使っているわけでもない限り影響はほとんど無いと言ってよいでしょう。

 
つばさ
むしろ、ポイントのために支払先のカードを切り変えてしまうと、

①ポイントの分散
②カード管理の手間
というコストが発生してしまいます。時間と手間もコストです。
 

もしわたしが楽天経済圏を見限るとしたら? ー優位性がなくなったときー

今回(2021年4月)の時点では、上の本質(だとわたしが思ってるもの)が改悪されたわけではありません。将来的に、

もし、楽天カードのポイントバックの仕組みが大幅に改悪されたら?

もし、楽天銀行にお金を預けたりしても振り込み・引き出し手数料が無料にならなくなったら?

もし、マネーブリッジが廃止されたら?

完全に優位性が無くなります。

楽天経済圏が手数料ハンターと化したら見限って乗り換えたほうが良いと考えています。

そもそも今までがお得すぎた ールールを決めるのはあくまで楽天ー

題名の通りです。

  1. SPUの倍率を上げると、下手するとふるさと納税の自己負担がなくなる
  2. 投資などで確実に利息のリターンが発生する
  3. (終了)条件ありだけど一年分無料でスマホが使える
  4. 証券口座と銀行口座をつなぐだけで利子が上がる

ユーザー側に有利すぎる条件がずっと続くわけがありません。

 
つばさ
有利すぎる状況の反動は楽天さんが背負っています。ルールを決めるのが楽天さんである以上、経営成績や財政状況次第でルール改正があることを見込んで行動するのが正解だと思います。

【2022年改悪その1】ゆうちょ銀行との提携サービスが終了、300万円以上の金利減少

2021年~22年では、2つの改悪がありました。

これらも、よく考えてみれば改悪されたのではなく、今までユーザーにとって得すぎた環境が是正されただけであるように思えます。

改悪されたとはいえ、

ことには変わりないからです。

 
つばさ
普通預金が300万を超えたら生活防衛資金はじゅうぶんたまっていると思われるので、資産運用をおすすめします。
 
ヒカル
万が一破綻したとしても、いち金融機関につき1000万(と利息)までなら保護されますが、逆にいえば、それ以上を預金しておくと危険。
 

【2022年改悪その2】楽天証券のポイントバック率改悪(ただし見限るまではない)

楽天証券でインデックス投資をしているだけで1%のリターンが確実に得られる・・・。

お得すぎる仕組みに、ついにメスが入りました。

楽天証券

楽天カードクレジット決済でのポイント還元率が0.2%(500円につき1ポイント)となる対象ファンドをご案内します。…

かいつまむと、22年の8月から代行手数料が一定以下の投資信託のポイントバック率が0.2%になるというもの。

有用とされている銘柄のほとんどが該当する、かなりの改悪だと思えます。

しかし、個人的には見限る決定的な要因だとは思えません。

理由①33333円の1%と0.2%の差

たとえば、つみたてNISAの枠(毎年40万)を使い切るために毎月33333円積み立てているとします。

その時のポイントバックは、1%なら333ポイント、0.2%になったなら67ポイントです。

総額ではなく、毎月積み立てた金額のみで計算される以上、266ポイント損ずつ損をすることになります。

積み立てた金額そのものに1%のポイントバックが入り、他の証券会社も同じような仕組みだとするなら致命的だと思いますが、楽天証券の改悪の場合、あくまで貰えるポイントバックが減るだけです。

 
つばさ
積み立てた金額そのものに1%のポイントバックが入るなら、たとえば2000万投資信託を持ってる人なら月20万ポイント得られることになります。
 
ヒカル
楽天に限らず証券会社が潰れるよ。

理由②数百ポイントの差で資金を移動させるのは面倒

数百ポイントの差益を得るために資金を移動させて、その後に少しでもポイントが多く得られる証券会社が出たらまた移動・・・。

制度改悪の度に、証券会社や他の銀行に資金を移動させていたらそれだけで手間です。

資金の移動そのものがタダでも、時間が削られます。

 
つばさ
時間は有限です。

理由③ほかの証券会社も””改悪””する

少し前で書きましたが、

「ユーザーにとってお得すぎる制度は誰かがツケを払ってる

「ルールを決めるのはあくまでサービス提供側

何より、「数年前までは楽天経済圏が絶対的な勝者だった」という事実。

これは、他の経済圏であってもお得すぎる制度の廃止がありうることを意味します。どの証券会社であっても、顧客を増やしたら、お得すぎるキャンペーンは廃止されると思われます。

そのたびに””改悪””と判断して資金を移動させるのは本末転倒だと思います。

理由④楽天経済圏はなんやかんやで便利

  • ポイントの使い勝手、ショップの品ぞろえ
  • 証券会社の使い勝手
  • 他のサービスとのつながり、相乗効果

以上の3点で楽天経済圏を超えるものがない以上、楽天経済圏は便利だと言わざるを得ない現状があります。

 
ヒカル
ただ、楽天市場のメルマガ周りは改善してほしい。

【2022年改悪その3】SPU周りの改悪(さほど影響なし)

以前は楽天カードの支払を楽天銀行からしていれば+1倍だったのですが、2022年の7/1から+0.5倍になりました。

その代わり、楽天銀行で給与や年金を受け取っていれば+0.5倍

楽天経済圏の住民は楽天銀行を給与の受け取り口座にしている方が多いので、この改悪で受ける影響は少ないと思われます。

ただし、個人事業主の場合は「給与」名目ではないので対象外。明白な改悪になります。

 
ヒカル
楽天銀行の個人事業主口座でもOKなように拡大してほしいところ

【2022年改悪?その4】引落しでもらえるポイント減少(せどらー、転売ヤー撲滅)

2022年の7/1から、楽天銀行から楽天カードを引き落とした時に貰えるポイントの上限が月5000ポイントに固定されました。

以前は会員ごとに上限が違っていました。

誤解してはいけないのは、全部のSPUで貰える合計が月5000ポイントになるわけではないということ。

楽天市場

SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、楽天グループサービスを使えば使うほどポイントアップするお得なプログラムです…

公式サイトを見ればわかる通り、SPUが増える条件(楽天モバイルの使用やキャリア決済や楽天ひかりの利用)ごとに上限が設定されています。

「楽天銀行+楽天カード」のSPUで貰えるポイントの上限が月5000ポイントに固定されるだけです。

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改悪3を踏まえて上限金額を計算してみると、

  • 給与振り込みができる=+1倍のとき、クレカ利用上限月50万円
  • 給与振り込みができない=+0.5倍のとき、クレカ利用上限月100万円

上限が5000ポイントだとしても、通常の利用では到底たどり着けない金額です。

よほどのヘビーユーザーか、SPUを使った仕入、いわゆる「せどり」をしていなければ、ですが。

 
つばさ
個人的には、この変更はせどらー、転売ヤー撲滅を目的にしたものだと思っています。
 
 
ヒカル
楽天さんは今まで「目を瞑っていた」だけ。悪用されたらそれなりの変更をすると思います。
 

【2022年改悪その5】7月から楽天モバイルの無料が無くなる

残念なことに1GBまで無料で使えた楽天モバイルのプランが廃止されて、2022年の7月に最低税込1078円のプランに変更になりました。

2022年7月1日(金)より、楽天モバイルは新料金プラン「Rakuten UN-LIMITVII」の提供を開始いたします…

 
つばさ
wifiを使っていても月間1GBで済ませるのがあまり現実的ではないとはいえ、いきなり廃止&プラン変更は反感を買うと思います。
 

【改善点】楽天モバイルのSPU倍率アップ・キャリアアドレス付与

まず、SPU倍率アップに「ダイヤモンド会員であること」が追加されます。楽天経済圏の住民ならダイヤモンド会員の条件を満たすのは容易なので嬉しい改善。

次に、キャリアアドレス(@rakumail.jp)でメールサービスが無料で提供されるようになること。

本サイトで一番読まれている「【キャリアアドレス難民向け】オンライン口座で支障を起こさない迂回法 」。読まれている分悩まれている方が多い問題なのですが、いよいよ改善されます。

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メール機能があまりよくない

楽天のメール機能ですが、現状ではあまり使い勝手は良くなさそうです。

  • メールアドレス入力が面倒
  • 自動フォルダ分けができない

など、他のキャリアアドレスではできていることが出来ていません。

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2022年7月時点でどうすりゃいいの?

結局行きつくところはこの疑問だと思います。現状楽天証券を使っているかたはそのまま、SBI証券やマネックス証券を使っているかたもそのままで良いと思われます。

 
つばさ
但し、300万円以上の現金預金をしていて利子が気になる場合は他の銀行口座にしたほうがお得かもしれません。そこは各自のスタイルで判断するのが最適だと思います。

楽天証券が手数料ハンターと化したらすぐに移動できるようにしておく

2022年の現状、楽天証券と楽天銀行の改悪はポイントバックが減る、一定以上の貯金の金利が減る段階で済んでいます。

ですが、将来楽天証券や楽天銀行が手数料ハンターと化したときの振る舞いも考えておくべきだと思います。具体的には、

  • 証券口座や銀行口座の維持に手数料がいるようになる
  • 証券口座や銀行口座の手数料まわりが完全に無料でなくなる(振込手数料やATM手数料)

こうなってしまったら他の証券口座や銀行口座に変えることを推奨します。

 
ヒカル
楽天経済圏にいる理由が徐々にネガティブなもの(ポイントの使い勝手が楽天経済圏ほど良いものがない、楽天市場ほど品揃えが豊富なオンラインショップがない)になりつつあるのは事実。将来ほかの経済圏が楽天経済圏と張り合ったり楽天経済圏より発展するケースも考えておきましょう。

現状でできる対策 ー縛り禁止、SPU目的禁止、代替を探すー

楽天経済圏の優位性が無くなり、手数料ハンターと化したときにどうすれば良いか。

わたしたちが取れる対策は以下の3つだと思います。

①縛りのあるサービスを契約しない

解約したり移動したりすると解約・違約金の発生するサービスを使わない。

例えば楽天ひかりでは3年の縛りが発生してしまいます。

 

直ぐに移動できない、解約できないサービスの利用は控えた方がよさそうですね。

②ポイントバック(SPU)率を上げるための利用を止める

次に、SPU率を上げるために、なんとなく使っているサービスを止める。

 

ポイントバック額以上にサービスを使ってしまうのは本末転倒です。

③乗り換え先の経済圏を探しておく、アンテナを張っておく

最後に、代わりを探しておくこと。

楽天カード以外にも、Tポイントに対応したYahooJapanカードやPontaポイントに対応したauPayカードがあります。

オンライン口座は楽天銀行以外にも、ジャパンネット銀行やSBI銀行があります。

楽天証券と楽天銀行の組み合わせ以外でも、SBI証券とSBI銀行の組み合わせでも金利が上がります。

現状では楽天市場を超えるオンラインショップ圏や楽天ポイント以上に使い勝手のよいポイントが無いですが、将来的にはpaypay経済圏やau経済圏が追い付いてくる展開は十分にありえます。

 
つばさ
サービスは切磋琢磨して進歩していきます。昔の楽天一強より競い合ってる今のほうが利用者からしたら健全だと思えます。

まとめ ー楽天経済圏の動向はこの3つを見ておくー

  1. 楽天カードのポイントバックの仕組みが根本から大幅に改悪されたりマネーブリッジが廃止されたりしないか?
  2. 楽天銀行の振り込み・引き出し手数料の無料システムが廃止されないか?
  3. 証券口座や銀行口座の維持手数料がかかるようにならないか?

以上の3点を見張っていれば当分は大丈夫だと思います。

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