楽天市場における制度改悪がトレンドになっています。ユーザーから不満の声が相次ぎ、
「楽天経済圏から離脱したい」「楽天経済圏はオワコン」「楽天が嫌いになった」といった声があり、代替の経済圏へ移行する人も増えているようです。
楽天経済圏のデメリットを知りたい方は必見!この記事ではわたしが楽天経済圏を利用して感じたことを解説しています。実は楽天経…
この記事では、金融系クレジットカード会社で働いた経験を持つつばさと節約ブロガーのヒカルの視点から、楽天経済圏が一般ユーザーにとって本当にオワコンなのか、移行するべきかどうかについてまとめています。
「楽天経済圏」とは、楽天グループが展開している様々なサービスの総称です。
楽天市場だけでなく、銀行、保険、証券、アフィリエイト、オークション、通信関連など、多岐に渡る分野で事業を展開しているため、この名称が付けられました。
楽天カードや各種サービスを利用することで、ポイントバック率の優遇(SPU率)が受けられるため、多くの人が利用しています。そのため、割引の相乗効果を狙った利用が行われています。
- 1 経済圏の選び方 ー知っておくべきポイントー
- 2 楽天経済圏の現状 ー絶対王者からの陥落?ー
- 3 【結論】過度に依存してなければ被害はほぼ無い
- 4 楽天経済圏の優位性 ー固定費と手数料の削減と金利優遇ー
- 5 楽天経済圏を見限るとしたら? ー優位性がなくなったときー
- 6 改悪その1 ーゆうちょ銀行との提携サービスが終了、300万円以上の預金の金利減少ー
- 7 [2023年6月改善] ー楽天証券のポイントバック率ー
- 8 改悪その3 ーSPU周りの改悪(さほど影響なし)ー
- 9 改悪その4 ー引落しでもらえるポイント減少ー
- 10 改悪その5 ー楽天モバイルが完全無料では無くなったー
- 11 改悪その6 ー「お誕生日ポイント」の廃止ー
- 12 今の時点でどうすりゃいいの?
- 13 【改善】ダイヤモンド会員なら楽天モバイルでSPU+3倍
- 14 楽天証券が手数料ハンターと化したら、すぐに移動できるようにする
- 15 現在できる対策の紹介
- 16 原因は楽天モバイルの赤字?
- 17 まとめ:楽天経済圏の動向を見守るためには、これら3つを注視する必要がある
経済圏の選び方 ー知っておくべきポイントー
楽天経済圏の他にもPayPay経済圏、au経済圏、docomo経済圏などが存在します。
これらの経済圏の中でどの経済圏を選ぶべきか考える際には、日常生活での経済圏の密接度合いを最初に考えることが大切です。例えば、
- 通勤圏内や生活圏内のコンビニやスーパーでポイントが利用できるか?
- その経済圏で必要なものは十分に揃っているか?
- 近くのドラッグストアやガソリンスタンドでポイントが消費できるか?
など、様々な観点から検討が必要です。
楽天経済圏の現状 ー絶対王者からの陥落?ー
2020年から続く改悪により、以前に比べて利用者からの不満が高まり、楽天経済圏は絶対王者の地位を追われることになりました。
このスキに利用者を獲得したい他の経済圏も追随しており、現在ではPayPay経済圏が台頭、楽天経済圏と同格と評価されています。また、金融サービス分野においてはau経済圏が追い抜いていると言われています。
【結論】過度に依存してなければ被害はほぼ無い
2023年7月時点では、ポイントバックによるせどりなどを目的とした過剰な依存がなければ、楽天経済圏を利用することに問題はありません。
2021年から続く改悪には主に3つ。
楽天ひかりのSPU率の撤廃、楽天アフィリエイトの報酬率の減少、そして楽天ゴールドカードのSPU率引き下げです。
他にも公共料金支払いのポイントバック減少などもありますが、主なものだけを書きました。
楽天でんきの失速、楽天モバイルの負担がSPU改悪の背景でしょうね・・・
従って、楽天ひかりを利用していない、楽天アフィリエイトの報酬だけで稼いでいない、年会費がかかるゴールドカードを所有していないなど、楽天経済圏に過度に依存していなければ、上記の改悪に関しては問題はないと言えます。
それでは、楽天経済圏の本質とは何でしょうか?
楽天経済圏の優位性 ー固定費と手数料の削減と金利優遇ー
楽天経済圏の優位性とは、タイトルの通り、固定費と手数料の削減と300万円までの金利優遇です。
- 固定費用や投資の支払いを楽天カードにまとめてポイントバックによる割引を受けられる
- 楽天銀行にお金を預けたりすることで振り込み・引き出し手数料を無料にできる
- 楽天証券と楽天銀行を紐づけして銀行よりも割のよい金利を受け取れる(マネーブリッジ)(ただし300万まで)
これがわたしの考える、楽天経済圏の優位性です。
しかしながら、最近では他の経済圏も楽天経済圏に追い付きつつあります。
少し前まではpaypay経済圏ではポイントバックはpaypayとTポイントに分散していましたが、TポイントはPayPayポイントに統一されました。
au経済圏にもヤフオクやラクマのようなオークションはないものの、auカブコム証券やauじぶん銀行のauマネーコネクト(楽天のマネーブリッジに該当)など、一部では楽天経済圏を越えたサービスが提供されています。
「卵を一つのかごに盛るな」の格言通り、生活防衛資金や預金も分散管理が必要なのかもしれません。
資産管理アプリの紹介【マネーフォワードMe】
資産の管理において、最も困難なのは管理作業の煩雑さです。毎回残高を確認するために別のアプリを使ったり、金額を記録したり、足し算をしたり・・・。
引き落とし日や支払日が同じ場合には、それなりに良い方法だと思われますが、異なる場合は管理が非常に面倒になります。
そんな時には、アプリを使って一括管理することをおすすめします。
複数の口座を一括管理できる便利なアプリをお探しの方は、こちらの記事をご覧ください。
もし、家計簿の作成を自動化しただけで多くのユーザーが月29,000円もの金額を節約する手がかりをつかめてるとしたら。 自動化していないだけで、損を出してしまっているとしたら、もしそれが積み重なっていったら・・・ […]
楽天経済圏の改悪点は、ライトユーザーからすれば許容範囲内
たとえば、公共料金のキャッシュバック率が1%から0.2%に下がったことが挙げられます。
しかしながら、一般的な家庭の水道代が約5000円であれば、キャッシュバックの影響は1%(=50円相当)のポイントが、0.2%になることで10円分のポイントに減る程度です。
事業などで数十万円単位で使用しているわけではない限り、この影響はほとんど無いと言えます。
楽天経済圏を見限るとしたら? ー優位性がなくなったときー
現時点では、上の本質が改悪されたわけではありません。将来的に、
もし、楽天カードのポイントバックの仕組みが大幅に改悪されたら?
もし、楽天銀行にお金を預けたりしても振り込み・引き出し手数料が無料にならなくなったら?
もし、マネーブリッジが廃止されたら?
楽天経済圏が手数料ハンターと化したら見限って乗り換えたほうが良いと考えています。
以前はユーザーが優遇されすぎていた
改悪以前は、ユーザーにとっては恩恵が大きかった点が多かったです。たとえば、
- SPUの倍率を上げると、ふるさと納税の自己負担がなくなる場合があった
- 投資によって確実に利息のリターンが発生していた
- (終了)一年分無料でスマホを利用できていた
- 証券口座と銀行口座をつなぐだけで利子が上がった
など、ユーザーにとって有利な条件が多かったのです。しかしながら、このようにユーザーにとって有利な条件がずっと続くわけがありません。
改悪その1 ーゆうちょ銀行との提携サービスが終了、300万円以上の預金の金利減少ー
2021年~22年では、2つの改悪がありました。
- ゆうちょ銀行との提携サービス終了(ゆうちょ➡楽天への無料振込が不可能)
- 300万円を超える貯金への年利が税引き前で0.04%に(300万以下に対しては税引き前の年利0.1%)
これらも、今までユーザーにとって得すぎた環境が是正されただけであるように思えます。
改悪されたとはいえ、
- 楽天銀行への預金や取引回数で決まるハッピープログラム(規定回数の手数料が無料)は廃止されてない
- 300万円までは税引き前で0.1%の年利が得られる
ことには変わりないからです。
無料振込の抜け道を発見しました
ゆうちょ銀行から楽天銀行への振り込みだけでなく、楽天証券に対応している口座であれば、無料で振り込みができる裏技を発見しました。関連記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
ゆうちょ銀行と楽天銀行をつなぎ合わせて無料振込を行える公式サービスが2022年3月で終了。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://tubasa2019.com/tubasa_money/rakuten_y[…]
[2023年6月改善] ー楽天証券のポイントバック率ー
「楽天証券でインデックス投資をするだけで1%のリターンが得られる」というお得な仕組みに、ついにメスが入りました。
2022年8月から、代行手数料が一定以下の投資信託のポイントバック率が0.2%に変更されます。有用な銘柄のほとんどが影響を受ける、かなりの改悪だと思われますが、個人的には見限る決定的な要因ではありません。
以下に理由を述べます。
理由①33333円の1%と0.2%の差
たとえば、つみたてNISAの枠(毎年40万)を使い切るために毎月33333円積み立てているとします。
その時のポイントバックは、1%なら333ポイント、0.2%になったなら67ポイントです。
総額ではなく、毎月積み立てた金額のみで計算される以上、266ポイントずつ損をすることになります。
積み立てた金額そのものに1%のポイントバックが入り、他の証券会社も同じような仕組みだとするなら致命的だと思いますが、楽天証券の改悪の場合、あくまで貰えるポイントバックが減るだけです。
理由②数百ポイントの差で資金を移動させるのは面倒
数百ポイントの差益を得るために資金を移動させて、その後に少しでもポイントが多く得られる証券会社が出たらまた移動・・・。
制度改悪の度に、証券会社や他の銀行に資金を移動させていたらそれだけで手間です。
資金の移動そのものがタダでも、支払い方法の変更は時間が削られます。
理由③ほかの経済圏も”改悪”する
「ユーザーにとってお得すぎる制度は誰かがツケを払ってる」
「ルールを決めるのはあくまでサービス提供側」
何より、「改悪が取り沙汰されるまでは楽天経済圏が絶対的な王者だった」という事実。
これは、他の経済圏であってもお得すぎる制度の廃止がありうることを意味します。どの経済圏であっても、顧客を増やしたら、お得すぎるキャンペーンは廃止されると思われます。
そのたびに”改悪”と判断して時間や手間をかけて資金を移動させたり、請求先のカードを変える手続きをするのは本末転倒だと思います。
理由④楽天経済圏はなんやかんやで便利
- ポイントの使い勝手、ショップの品ぞろえ
- 証券会社の使い勝手
- 他のサービスとのつながり、相乗効果
以上の3点で楽天経済圏を超えるものがない以上、楽天経済圏は便利だと言わざるを得ない現状があります。
楽天経済圏の改悪が始まってから、特に金融関係でpaypay経済圏が大きく追いあげしていて、現時点ではほぼ差がない状況になっています。
改悪その3 ーSPU周りの改悪(さほど影響なし)ー
以前は楽天カードの支払を楽天銀行からしていれば+1倍だったのですが、2022年の7/1から+0.5倍になりました。
その代わり、楽天銀行で給与や年金を受け取っていれば+0.5倍。
楽天経済圏の住民は楽天銀行を給与の受け取り口座にしている方が多いので、この改悪で受ける影響は少ないと思われます。
ただし、個人事業主の場合は「給与」名目ではないので対象外。明白な改悪になります。
改悪その4 ー引落しでもらえるポイント減少ー
2022年の7月1日から、楽天銀行から楽天カードを引き落とした時に貰えるポイントの上限が月5000ポイントに固定されました。
以前は会員ごとに上限が違っていました。
誤解してはいけないのは、全部のSPUで貰える合計が月5000ポイントになるわけではないということ。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、楽天グループサービスを使えば使うほどポイントアップするお得なプログラムです…
公式サイトを見ればわかる通り、SPUが増える条件(楽天モバイルの使用やキャリア決済や楽天ひかりの利用)ごとに上限が設定されています。
「楽天銀行+楽天カード」のSPUで貰えるポイントの上限が月5000ポイントに固定されるだけです。
楽天経済圏とかならず同時に語られるのが「SPU」。楽天経済圏を使いこむごとに倍率が上がってお得になるポイントアップサービスのことです。この記事の前半では、このSPUと誤解されがちな点について解説していきます。後半では[…]
改悪3を踏まえて上限金額を計算してみると、
- 給与振り込みができる=+1倍のとき、クレカ利用上限月50万円
- 給与振り込みができない=+0.5倍のとき、クレカ利用上限月100万円
上限が5000ポイントだとしても、通常の利用では到底たどり着けない金額です。
よほどのヘビーユーザーか、SPUを使った仕入、いわゆる「せどり」をしていなければ、ですが。
改悪その5 ー楽天モバイルが完全無料では無くなったー
残念なことに1GBまで無料で使えた楽天モバイルのプランが廃止されて、2022年の7月に最低税込1078円のプランに変更になりました。
2022年7月1日(金)より、楽天モバイルは新料金プラン「Rakuten UN-LIMITVII」の提供を開始いたします…
【改善点】楽天モバイルのSPU倍率アップ・キャリアアドレス付与
まず、SPU倍率アップに「ダイヤモンド会員であること」が追加されます。楽天経済圏の住民ならダイヤモンド会員の条件を満たすのは容易なので嬉しい改善。
次に、キャリアアドレス(@rakumail.jp)でメールサービスが無料で提供されるようになること。
本サイトで一番読まれている「【緊急対策】キャリアアドレス難民でも安心!オンライン口座のトラブルを回避する方法」。読まれている分悩まれている方が多い問題なのですが、いよいよ改善されます。
「キャリアアドレス難民」とは、格安SIMを利用する際に、キャリアアドレスが使えなくなる人のことを指します。この問題により、オンライン銀行等でワンタイムパスワードが使えなくなる可能性が高くなります。先日、ソフトバンクから楽天モバイルに移行し[…]
【追記】メール機能があまりよくない
楽天のメール機能ですが、現状ではあまり使い勝手は良くなさそうです。
- メールアドレス入力が面倒
- 自動フォルダ分けができない
など、他のキャリアアドレスではできていることが出来ていません。
本サイトで一番読まれている、楽天モバイルでキャリアアドレス付与がされなかった問題。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://tubasa2019.com/tubasa_money/op_add_mail ta[…]
改悪その6 ー「お誕生日ポイント」の廃止ー
2022年の8月で、誕生月にランクに応じて付与されてた「お誕生日ポイント」が廃止されました。
けっこう大きなポイントでしたし、モチベーションに繋がる部分もあったので残念な廃止です。
今の時点でどうすりゃいいの?
結局行きつくところはここ。
現状楽天証券を使っているかたはそのまま、SBI証券やマネックス証券を使っているかたもそのままで良いと思われます。
ただし、徐々に依存度は減らしていったほうがいいかもしれません。
また、PayPay経済圏も成長しており、差が縮まっているため、今後経済圏を利用される方は、両方のサービスを検討されることが良いでしょう。
【改善】ダイヤモンド会員なら楽天モバイルでSPU+3倍
2022年の11月から、ダイヤモンド会員なら楽天モバイル契約でSPU倍率が+3倍されるようになりました。
楽天モバイル株式会社(以下 「楽天モバイル」)は、2022年11月1日(火)より、楽天グループサービスの利用状況等によっ…
ダイヤモンド会員という条件はあるものの、楽天経済圏にいればダイヤモンド会員をキープするのは楽なので、改善だと言えます。
楽天経済圏のキモであるSPU倍率を簡単に上げるための方法は関連記事で紹介しています。
楽天経済圏とかならず同時に語られるのが「SPU」。楽天経済圏を使いこむごとに倍率が上がってお得になるポイントアップサービスのことです。この記事の前半では、このSPUと誤解されがちな点について解説していきます。後半では[…]
ダイヤモンド会員会員の条件は?
楽天経済圏でダイヤモンド会員を得るには、過去6ヶ月で4,000ポイント以上、かつ30回以上ポイントを獲得、かつ楽天カードを保有していることが条件。
1か月あたり約600ポイント以上、かつ5回以上ポイントを獲得するアクションをしてるだけでOKです。
楽天カードを発行して、生活の支払いを楽天カードにまとめれば簡単に達成できます。
楽天市場などで買い物(SPU加算分含まず)
楽天ペイでお買い物
マクドナルド等で楽天ポイントカード(カード併用可)を使う
楽天銀行のカード自動引き落とし
楽天モバイル利用分
楽天証券が手数料ハンターと化したら、すぐに移動できるようにする
現状、楽天証券と楽天銀行の改悪はポイントバックが減る、一定以上の貯金の金利が減る段階で済んでいます。
ですが、将来楽天証券や楽天銀行が手数料ハンターと化したときの振る舞いも考えておくべきだと思います。具体的には、
- 証券口座や銀行口座の維持に手数料がいるようになる
- 証券口座や銀行口座の手数料まわりが完全に無料でなくなる(振込手数料やATM手数料)
こうなってしまったら他の証券口座や銀行口座に変えることを推奨します。
現在できる対策の紹介
楽天経済圏の優位性が無くなり、手数料ハンターと化したときにどうすれば良いか。
わたしたちが取れる対策は以下の3つだと思います。
①縛りのあるサービスには契約しないこと
解約したり移動したりすると解約・違約金の発生するサービスを使わない。
例えば楽天ひかりでは3年の縛りが発生してしまいます。
直ぐに移動できない、解約できないサービスの利用は控えた方がよさそうですね。
②ポイントバック(SPU)率を上げるためのサービス利用を止めること
次に、SPU率を上げるために、なんとなく使っているサービスを止める。
ポイントバック額以上にサービスを使ってしまうのは本末転倒です。
③乗り換え先の経済圏を探しておくこと
最後に、代わりを探しておくこと。
楽天カード以外にも、Tポイントに対応したYahooJapanカードやPontaポイントに対応したauPayカードがあります。
オンライン口座は楽天銀行以外にも、ジャパンネット銀行やSBI銀行があります。
楽天証券と楽天銀行の組み合わせ以外でも、SBI証券とSBI銀行の組み合わせでも金利が上がります。
現状では楽天市場を超えるオンラインショップ圏や楽天ポイント以上に使い勝手のよいポイントが無いですが、将来的にはpaypay経済圏やau経済圏が追い付いてくる展開は十分にありえます。
原因は楽天モバイルの赤字?
楽天経済圏が王者から陥落した理由として噂されているのが、通信事業の不採算。
携帯事業の先行投資の赤字が他部門の黒字を帳消しにしてしまうほど。
楽天グループの2022年の最終的な損益は3728億円の赤字で、赤字額が過去最高になった。モバイル事業の赤字が大きな要因だ…
まとめ:楽天経済圏の動向を見守るためには、これら3つを注視する必要がある
おそらく致命的な問題となるのは、以下の3つの要素だと思われます。
- 楽天カードのポイントバックの仕組みが根本的に大幅に改悪されたり、マネーブリッジが廃止されたりしないか?
- 楽天銀行の振り込みや引き出し手数料の無料システムが廃止されないか?
- 証券口座や銀行口座の維持手数料が課せられるようにならないか?
これらを見張っていれば、当分の間は大丈夫だと思われます。