息子がネットスクール(スタディング)で簿記の勉強を始めた
最初に要点だけをまとめます。
- いつでもどこでもスキマ時間に論点をインプットできる。実践力アップテストが理解に役立つ。
- 講師との相性が良かった。紙媒体が好きな人向けにPDFも選択できる。
- ノート機能を使って「まちがいノート」が即座に作れる。
- アウトプットが不足。他の問題集や過去問でカバーする必要あり。
- 質問できるが、チケット制、回数制限あり。
- (追記)受講期間が終わるとビデオだけでなくPDFもみれなくなって消えてしまう。
ネットスクールの体験談を息子にインタビューして8か月、ついに第156回試験が開催されました。
結果は・・・合格だったそうです!
本人にインタビューできたので、合格できた秘訣を話してもらいました。
①空き時間にインプット、休日にアウトプットで定着
講義の視聴時間も15分と短く、空き時間を勉強に廻せたのが勉強を続けられた秘訣だと思います
スタディングのサイトは通勤学習や空き時間の学習に特化しているだけあって、
ひとつひとつの講義が短く(15分程度)ポイントを抑えてあり、書き込み派にも対応できるように講義のテキスト、PDFファイルも用意されていたそうです。
【追記】スタディング受講者向け
受講期間内でないとPDFはダウンロードできません。教材として残しておかれたい方は受講期間中にダウンロードをしておくことをオススメします。
勉強で大変なのは取り掛かるまで「20秒短縮して」「最初の5分」を作ること
わたしがハッピーノート編でも引用している心理カウンセラーのラッキーさんの教えですが、
この二つが習慣を作る方法だそうです。
勉強に入るまでの5分間を作るための、「これくらいなら学習できる」という心理状態を作れるのは
スタディングの大きい利点だと思います。
②インプットのあと、簡易的なアウトプットで記憶を定着 ー本格的なアウトプットは休日!ー
動画(テキスト)で学習した後に、簡易的な仕訳問題が10問程度用意されていたそうです。
そのため、休み時間で復習したり再インプットしたりできて、より記憶に定着させやすかったそうです。
もちろん、「実戦力アップテスト(7回分)」「検定対策模試(6回分)」など本格的なアウトプットも配信。
また、間違えた問題だけ、たまたまあってた問題だけを反復学習できるシステムも導入されていたそうです。
③「マイノート」機能で間違いノートを作成した
簿記2級でよくある「分かっているのに間違ってしまう」現象。
これは、問題出題の間違えやすい論点を読み飛ばしてしまう、注意しないで見てしまうから起きてしまう現象。
3級との違いは、仕訳ひとつひとつの問題文が長く、誤読しやすい文が混ざっていること。
この手の誤読、失読を防ぐ方法は一つで、間違った・引っ掛かった点をノートにして定期的に見ること。
スタディングの「マイノート」機能を使えば間違った部分をその都度書き足していくことができます。
↓息子から送ってもらったまちがいノートです↓
[追記]④他にはどのような教材を使ったか?
156回も、工業簿記は予想問題(全部・直接原価計算)が当たりました。
スタディングの「使いにくかった」点
スタディングの使いにくかった点についてもインタビューしました。
動画とメモが重なっているとシークバーが動くことがあるのが気になりました。
また、章ごとの仕訳問題も通勤講座である以上仕方がないとは言えますが、文章が短い問題が多く、本問題仕訳のような長文かつ間違えやすい、引っ掛け問題の対策がし辛かったです。
連結決算や有価証券などの計算量が多く、間違えやすい、いわゆる「こなした量の数が合格につながる」問題の量が少ないのも気になりました。
ある程度は自分で調べられるとはいえ、質問ができないのが大きな弱点だと思います。有料(1回300円とか)でも良いので質問オプションがあったら他の受験生も助かると思います。
「Q&Aチケット」を使って質問ができるように改善されました。5回までなら無料で質問できるようになったのは大きいと思います。
【追記】受講期間が終わるとPDFも見れなくなる
決められた受講期間が終わると、ビデオだけでなくPDFもダウンロードできなくなってしまいます(講座そのものにアクセス不可)。
教材を残しておきたい、という方は受講期間中にダウンロードを終わらせておきましょう。
この記事を要約すると・・・?受講期限内ならPDFのテキスト・問題集「は」ダウンロード可期限切れは閲覧不可、動画はダウンロードしてても不可 FP級は1月末、簿記系は3月末まで比較的低いコストパフォーマンスで資格を取得できるスタディング。[…]
スタディングの「良かった」点
次に、良かった点についてもインタビューしました。
また、動画講習にもテキスト、PDFファイルが用意されていて手書き学習のかたにも配慮された講座になってると思います。
多くの方が躓きやすいであろう連結決算や有価証券は問題数こそ少なめであるものの、連結決算の講座が5回にも分けて詳しく解説してあった上に、「実践力アップテスト」で本試験をマイルドにした解きやすい演習があって、苦手意識を持つことなく本試験レベルの問題に挑めました。
また、「検定対策模試」すべてに解法や回答順を示した解説動画が掲載されていて、本試験問題の過去問を解くのに大きな手助けになりました。
実際に156回の試験を受けてどうだったか?
受験した感想もインタビューしました。
まさか有価証券と連結決算が同時出題されるとは思っても無かったので凄く動揺しました。
大門1で慌ててミスをしたのが大きかったですが、大門5の全部・直接原価計算は「実践力アップテスト」でほぼそのままの問題が出ていたので完答できました。
大門4の仕掛品と損益計算書は過去問に類似していたので完答。
大門2の有価証券は半分解いた時点で捨てて、残り時間で大門3の連結決算を解きました。資本連結以外はすべて解けたので16点。
過去問を解くうえでも、スタディングの往復演習で作った基礎が強みになったと思います。
それに、講師の方と相性が良かったのも大きなポイントだったと思っています(笑)
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欠点 | ①質問が5回まで ②アウトプットが少なめ(2級は過去問演習が必須) ③教材はすべてデジタル |
価格 | 5.0 |
サポート(質問など) | 2.5 |
インプット | 5.0 |
アウトプット | 3.5 |
総合 | 4.0 |