比較となる条件 -基準を決めておく-
最初に、転用元のキャリアの携帯が転用先で使えるか。
次に、通信量と、通話量、通信速度の低下をどれだけ許せるか。
最後に今の携帯代はいくらか(重要:本体代金を抜くこと)。
ネットバンキングを利用している方は、キャリアメール使用の有無。
私の基準を纏めると以下のようになりました。
- ソフトバンクの701SOが使える(ソフトバンク回線対応)
- 通信量は5GB
- 通話は10分以内
- 通信速度は動画等は家のwifiで観て、外出ではSNSが主なので多少低下しても可
- オンラインバンクでキャリアメール使用、要対処
- 本体を抜いた携帯代は、税抜きで月4200円(税込み4620円)、更新期間が過ぎると月5100円(税込み5610円)
比較してみて良かった順番で並べてみました。
候補①mineoモバイル -どこまでもユーザーフレンドリー-
見積もりをしてみて分かったのは、ユーザー第一の姿勢です。
- 三大キャリアすべてに対応
- 見積もりの時点でキャリアの携帯が対応しているか分かる
- その時点で対応した大きさのSIMを選択できる
- 無償で@mineo.jp形式のメールアドレスが付与される
これはほかの格安SIMではなかなかお目にかかれない機能なので、高く評価できると思います。
選択したプラン・オプションは、
- デュアルタイプ 10GB(1958円)
- mineoでんわ 10分かけ放題(935円)
- 速度は格安simではそこそこ(キャリアよりは遅い)
以上の構成で税込み2893円(2021年6月時点)。
ひとつ目を引いたオプションがありました。
パケット放題 Plusというオプションです。
パケット放題 PlusはmineoスイッチONで最大1.5Mbpsのデータ通信が使い放題になるサービスです。ネットやSNSはもちろん、動画の視聴もできます。
対象サービスに制限なくどんなサービスにも対応しております。また、mineoをご契約の方は誰でもご利用いただけます。
なんと、デュアルタイプ 10GB以上なら無料で使えるそうです(2021年6月時点)
候補②のUQモバイルと比べた利点は、データ通信量のプランが豊富なこと。それと無償でメールアドレスが付与されること。
次に、有料ですがパケット放題という、通信量が中速のプランをカウントフリーで使えること。
欠点は、やはり速度。UQモバイルよりは安い分、速度が犠牲になるのは仕方がないと思います。
ソフトバンクと比べると月2000円近く、割引が無くなったあとは3000円近く節約できることが分かりました。
候補②UQモバイル -キャリアと変わらない速度-
au回線だけと思いきや、対応機種検索で701SOを調べてみたら対応していました。
対応機種の画面から申し込み(見積もり)に入れるのはユーザーフレンドリーだとおもいます。
- くりこしプランM 15GB(2728円)
- かけ放題(10分/回、770円)
- メールサービス(200円)
- 速度は格安simでは最速(キャリアと変わらない)
有料オプションでメールアドレスが使えます。私の場合は必須だったので加えました。
以上の構成では、税込みで3698円(2021年6月時点)。
また、UQ家族割という大手キャリアの家族割に近い制度があり、契約すると子回線の値段が500円割引になるそうです。
mineoと比べて優れてるのは、キャリアレベルの通信速度。wifi環境が無い場合は魅力的だと思います。
また、節約モード(公式HP)を使って、通信量を節約しながらmineoのパケット放題のような通信をすることができる(ただし速度は300Kbps)のも魅力。
mineoと比べた欠点は、4~14GBのプランが無いこと。この通信量をメインにしている私にとっては痛手です。メールアドレスが有償なのも欠点。
ソフトバンクと比べると月1000円近く、割引が無くなったあとは2000円近く節約できることが分かりました。
そこまで大きな割引にならないのは、キャリアと変わらない速度とトレードオフの関係だと思えば仕方がないと思います。
候補③LineMo -SNSカウントフリーが魅力-
mineoと比べると見積もり時のユーザーフレンドリーさはありません。
(対応機種とSIMのサイズは自分で調べないといけない、料金シミュレーターはあるもののオプション変更が出来ない)
なので、申し込み画面を使って見積もりをしました。
選択したプラン・オプションは、
ソフトバンク回線 ベーシックプラン 6GB 音声通話SIM(2021年で無くなりました)- 20GB (2728円)
- 5分電話かけ放題(550円)
- 速度は格安simではそこそこ(mineoと変わらない)
- ※メールアドレスの提供はない
以上の構成で、税込み3278円。
ソフトバンクと比べると月1300円近く、割引が無くなったあとは2300円近く節約できることが分かりました。
ただし、メールアドレスの付与が無いのは大きな欠点なので順位は低くなりました。
比較対象外 -端末が対応してないのが大部分-
最後に、比較対象外の主な格安SIMと、対象外にした理由を書きます。
やはり、端末対象外が多かったです。
始めに調べなければならないのは、端末が対応しているかですね。
調べ方は、キャリア特有の端末名に乗りかえたいSIMの名前をセットにして検索すると良いです。
たとえば、ソフトバンクのXperia XZ1 (701SO) の場合、
- 701SO Lineモバイル 対応
- 701SO BIGLOGEモバイル 乗り換え
- 701SO mineo 乗り換え
と調べると良い情報が得られやすいです。
- Xperia XZ1 Lineモバイル 対応
- Xperia XZ1 BIGLOGEモバイル 乗り換え
- Xperia XZ1 mineo 乗り換え
としてしまうと、ドコモのXperia XZ1(端末名SO-01K)とauのXperia XZ1(端末名SOV36)の情報までヒットしてしまい、目的の「ソフトバンクのXperia XZ1 」にたどり着きにくくなってしまいます。
iijmio(端末対象外)
楽天モバイル(最有力候補だったが、エリア外かつ端末対象外)
➡端末ごとのりかえるなら最もオススメ!
BIGLOBEモバイル(端末の確認が取れない、速度が遅め)
nuroモバイル(対応はしているが、値段が高い割には速度が遅い)
[息子に聞いてみた]将来、端末を変えるときに気を付けたいこと -バンドに注意-
おおよそスマホの寿命は4年前後だと言われています。
ここで疑問に思ったのが。
格安SIMを使ってて端末が古くなって買い替えるときにどうするか
です。
大手キャリアの場合は縛りがある、とは言え端末は対応しているので大丈夫でした。
ですが、格安SIMの場合は端末から選択肢が多数あるので選ぶのも大変。
ここでキーワードになるのは、バンドです。
楽天モバイルについて息子に添削してもらった記事にも、バンドの話が出ました。
最近テレビや街中の広告などで「格安SIM」や「格安スマホ」という文言を見ることが多くなってきていると思います。これらは大…
リンク先では、同じXperia XZ1でもキャリアが違えばバンド(周波数帯)も違うことが書かれています。
大きく違うのはバンド8、11、18(26)、19、21です。
つまり、次に使いたい端末のバンドが、これらのバンドのどの組み合わせか分かれば、使うべきSIMがソフトバンクなのか、auなのか、docomoなのか判別できます。
ですが、格安SIMの世界に入ったなら端末も安く抑えたいところ。
海外のサイトから輸入すれば本体代も大きく抑えられます。
参考記事
すべての始まりになった、格安SIMの紹介記事です。
(こちらは広告あり)
大手携帯会社(ドコモ、ソフトバンク、KDDI)を使われている方によくある思考。それは・・・・料金体系もわかりにくい(高くても高いと実感しにくい)・謎の縛りがイヤ!(3年縛り、家族割、自動更新など)これらのもやもやを解決する方法はひと[…]
楽天モバイルへ乗り換えを検討していた時に、息子にダメ出しを受けた記事
(こちらは公式サイトの対応先のリンクと広告を張っています)
携帯をそのままで乗り換える(転用する)場合、転用元のメーカーの携帯が転用先で利用できるかを真っ先に調べて下さい。機種が同じだけでは転用先で利用できない場合があります。(例えば、ソフトバンクの端末が楽天モバイルで使えるか。)[…]