この記事では、格安SIMのUQmobileを試用してみた感想について書いています。
比較した対象の中で唯一試用できたのがUQmobileでした。
(試用に至るまでの比較一覧はこちら)
比較となる条件 -基準を決めておく-最初に、転用元のキャリアの携帯が転用先で使えるか。次に、通信量と、通話量、通信速度の低下をどれだけ許せるか。最後に今の携帯代はいくらか(重要:本体代金を抜くこと)。ネットバンキングを[…]
箱を開けてみると・・・
中身は、SIMカードと初期設定の説明書が入っていました。
(これから試用する方向け)
注意書きにもありますが、段ボール箱は捨ててはいけません。返送時に使います。
返却は期限日にはUQmobile本社に到着していないといけません。
たとえば、7月30日が期限なら、7月30日に到着していないとアウトです。
期限日は、お試し契約をしたときのメールアドレスに送られてきます。
注意書きの他にも、各キャリアのSIMロック解除の方法も記されてます。
わたしの利用環境 ー701SO(Xperia XZ1)ー
私の利用環境(キャリア)は以下の通りです。
・ソフトバンクの701SO
利用した感想 -高速モードならキャリアと大差なし-
比較したときに、UQmobileは高速モード(1MB)と節約モード(試用SIMでは200KB)を切り替えられることが分かりましたので、以下の項目を試してみました。
なお、お試しなので通話は不可能でした。
戻すときは、SIMカードを取り換えて、切り替えたときと同じことをすれば良いです。
以下、戻し方についての説明です。
いちばん利用数が多いとされる不利な時間帯である、夜の10時に以下の検証をしてみました。
- SNS通信
- ブラウジング
- 動画視聴
- 買い物サイトのアプリ(楽天市場とY!ショッピング)
- メール送信(画像付き)
利用した感想ですが、高速モードならキャリアのソフトバンクと使い勝手は変わりませんでした。兼ね評判通りの良い性能だと思います。
反面、節約モード(200KB)では速度が落ちて、通信量が少ない機能以外を使うのは厳しいという結果に。
①SNS通信 -高速・節約両方とも使える-
わたしの場合はTwitterを多用するのでTwitterで比較しました。
- 高速モード→ソフトバンクと変わらない使い勝手です。
- 節約モード→画像読み込みが遅めですが、普通に使えました。
節約モードの場合は、Twitterに限らず、画像中心のSNSは辛いと思われます。
②ブラウジング -節約モードは辛いかも-
わたしのサイトのトップページで読み込み速度を計測してみました。
- 高速モード→4秒前後で読み込み終了。
- 節約モード→約45秒かかりました。
画像の読み込みとなると、節約モードでは厳しいようです。
ですが、一般的なニュースサイト程度ならストレスなく見れます。
③動画視聴 ー節約モードでは基本的に無理ー
YouTubeで動画視聴をしてみました。
- 高速モード→高画質(1080)でも問題ありません。
- 節約モード→最低画質(144)でも視聴に堪えません(止まる)。
(後日、混んでいない時間帯に視聴したら最低画質でも止まらずに視聴できました。)
やはり混んでいる時間帯の節約モードでは動画視聴は厳しいようです。
④買い物サイトのアプリ版 -節約モードは画像メインでなければOK-
買い物サイトではY!ショッピングと楽天市場のアプリ版を試してみました。
- 高速モード→キャリア通信と変わりない速度。
- 節約モード→文章メインなら約10秒。画像は1分近く。
高速モードは非常にすんなりと読み込めました。ですが、節約モードでは文章だけで10秒、画像読み込みとなるとそれ以上に時間がかかりました。
⑤メール送信 -節約モードは画像付きが厳しい-
最後に、メール送信を試してみました。
- 高速モード→4MB前後の画像を付けてもキャリアと変わらない。
- 節約モード→テキストだけなら大丈夫だが、画像が付くと時間がかかる。
やはり、節約モードでは画像が絡んでくると使い勝手がすごく悪くなる傾向にあることが判りました。
節約モードの欠点を回避する方法 -消費パケットに合ったプランを選ぶ-
節約モードはパケットを消費しない代わりに、いろいろな制限があることが判りました。通信速度が約1/5になるだけで、5倍以上の読み込み時間がかかって意外とストレスになりますね。
根本解決は、wifi環境下で通信することですが、別の解決策があります。
それは、自分の消費パケットに合ったプランを契約すること。
最低でも、平均6ヶ月の通信量の最大値を超えるプランを契約すれば通常利用で困ることはないと思います。
↓参考記事↓
携帯をそのままで乗り換える(転用する)場合、転用元のメーカーの携帯が転用先で利用できるかを真っ先に調べて下さい。機種が同じだけでは転用先で利用できない場合があります。(例えば、ソフトバンクの端末が楽天モバイルで使えるか。)[…]
もう一つ解決策があります。それはパケットを使い切っても高速通信できるプランを契約することです。
楽天モバイルへの対抗か、UQモバイルではパケットを使い切っても高速で通信できる「くりこしプランM」(旧 スマホプランR)、ワイモバイルでも同様の「シンプルM」(旧スマホベーシックプランM)が発表されています。
両方とも、10分間の通話無料オプションを付けるならば値段はほぼ変わりません。(ワイモバイルが高いように見えますが、標準で10分間の通話無料オプションが付随しています。ワイモバイルのシンプルMは別途オプションを付ける必要があります。)
以前は体験版でも速度変更が可能だったのですが、終了してしまいました。
体験版を予約するときに引っ掛かりそうな箇所をまとめてみた
体験版の予約はこちらからできます。
↓公式サイト↓
引っ掛かりポイント① 何をレンタルすればいいかわからない
仮登録まで済んだら、最後に何をレンタルするか選択できるのですが・・・
間違えるとSIMが入りません。
どれを選択すれば良いのかわからない方が多いのではと思います。
調べ方は、このページから対応端末(SIMを入れたい端末)を調べて、SIM種別が、
- 「マルチSIM(nano)」ならMulti(nano)_IC_Card(S)
- 「マルチSIM(Micro)」ならMulti(Micro)_IC_Card(S)
を選択すれば良いです。
引っ掛かりポイント② SIMロックの解除
また、試用のためには前もってSIMロックを解除する必要があります。
これも、UQmobile様の公式ホームページで手順が公開されています。
体験版SIMに変える前に、IMEI番号とロック番号(解除コード)をメモして下さい。
一度携帯の電源を切らないといけないので、メモがないと判りません。
SIMを付け替えて電源を付けると、ロック番号(解除コード)の入力を求められるので、ハイフン(-)を抜いたコードを入力してください。
いろいろなSIMを「比較」してみた感想
結局のところ、どんなに他人がオススメしていても自分のスタイルに合うかどうか確認できないなら意味が無いと思います。
正直、どの格安SIMでもレンタルして試せるようにして頂きたいところですね。
この点だけはUQmobileさんが頭一つ抜けて優秀だと思います。
お試しはここから
UQモバイルの無料お試しはここから申し込むことができます。
もしUQモバイルに乗りかえたかったら?
- 端末の状況
- 通話品質
- きっちりとしたサポートがある
家族割や(家族割は終了)学割が利く
などでUQモバイルに乗りかえるのが最適解だったかたもいらっしゃると思いますので、リンクを張っておきます。
auモバイルのサブブランド。
三大キャリアの品質はそのまま、使用可能。
シンプルM以上なら、データ量を使い切っても最大1Mbpsの高速通信が可能。(シンプルSは0.3Mbps)
使い切らなかったら、くりこし可能!
通話プランが選択できる(月で60分、10分以内、カケホーダイ)のもポイント。
5歳以上18歳以下の家族がいれば学割が利きます(条件アリ、詳しくは公式サイトで)。
現状、楽天モバイルにないキャリアアドレスが付いてくる(税込み220円)のも嬉しいところ。
価格 | シンプルM 3,278円 |
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利点 | ①学割が利く ③余ったデータ容量は翌月にくりこし可 |
欠点 | ①くりこしプランSは速度制限を受ける ②サポートがある反面楽天モバイルより高い |
価格 | 4.0 |
通話品質 | 4.5 |
サポート品質 | 5.0 |
総合 | 4.5 |