携帯をそのままで乗り換える(転用する)場合、
転用元のメーカーの携帯が転用先で利用できるかを真っ先に調べて下さい。
機種が同じだけでは転用先で利用できない場合があります。
(例えば、ソフトバンクの端末が楽天モバイルで使えるか。)
私の今の携帯は、ソフトバンクのXperia XZ1(701SO)です。約2年前に乗り換えたのですが、割引きの期限が切れるので、格安SIMに乗り換えたいと思っています。
フラグシップ機種なだけあって、性能は凄く良いので、機種はそのままで転用だけしたいと思って、いました。[注記;機種ごと乗り換えました。]
この記事では、
・何を基準に検討すべきか
・何を調べれば良いか
・格安SIMのデメリット対策法
を書いています。
調べるべきこと
真っ先に調べるべき→乗りかえ先で通信できるか
ソフトバンクの携帯(701SO)って使えるの?
同じ携帯でも会社で拾える電波が違うから。調べるわ。
ーー一時間後ーー
実際にやった人(ソフトバンクの701SOから乗り換えた)が居たけど、パートナーエリアはダメだったって。
バンドとは、周波数帯のことで携帯会社ごとに違うらしいです。
乗り換えようと思っていた楽天モバイルのパートナーエリアは現状au回線なので、
周波数が違うのでソフトバンクの携帯だと、乗り換え先のパートナーエリアで通信できない
この重大な欠点は気づきませんでした。
最終的にどうしたか?➡端末ごと乗り換えました
やはり、端末ごと乗り換えることにしました。
最初は、スマホ本体をそのままで乗り換えようと思っていました(参考)が、やっぱり本体ごと乗り換えることにしました。通信費の一年無料で本体以上の収益が取れることに気が付いたからです。事前調査(参考)から、本体もの[…]
①直近6か月の最大のパケット数
これはどのキャリアでも同じですが、まずパケットの通信量を調べましょう。
ソフトバンクの場合ですが、マイソフトバンクから調べられます。
私の場合、最大の通信量は4.85GBでした。
大事なのは最大通信量を調べておくこと。
これより少し高い基準で通信量のプランを選べば安全です。
次に、月を選択して下にスライド。
最後に、↓ここを見ます。
直近6か月のうち、一番消費量が多い月を基準にします。
②通話時間
大まかに把握しておくことは、
- 通話が5分以内で終わる
- 通話が10分以内で終わる
- 通話が10分より長いことが多い
の、どのタイプかということ。ほとんどの格安SIMの通話オプションは、5分以内か10分以内が無料であることが多いからです。
ビジネス等で通話を多用して、10分を超える通話を頻繁にする場合は電話代がかさんで、却って請求が高くなったということにならないために、事前に把握する必要があります。
③乗り換え先の通信速度
三大キャリアと変わらない使い勝手を維持したいなら、調べるべき項目。
実機で計測されている方が多くの記事を書かれているので、
乗り換えたいキャリア名+速度
で検索すると直ぐに見つかります。
「遅すぎて使えない」という、もったいない結末にならないためにも調べたほうが良いと思います。
特に、Wifi環境がないかたは慎重に選んだほうが良いと思います。
候補を二つに絞って比較してみた
①ワイモバイル
最大通信量は5GB以下
通話は10分以内
あまり速度は落としたくない
ソフトバンクユーザーで、Wifi環境あり。回線もソフトバンク光
使っている端末はソフトバンク製のXperia XZ1(701SO)
以上の条件で調べていったところ、ワイモバイルと楽天モバイル(新プラン)が候補に残りました。
ワイモバイルはシンプルMの税込み3278円。10分以内の電話を多用するので「だれとでも定額プラン(税込み770円)」を付けて税込み4048円
- シンプルMの税込み3278円+だれとでも定額プランの税込み770円=4048円
- 月々15GBまで利用可能
- 10分以内の通話無料(だれとでも定額プラン)
- 速度は、格安スマホ中では最速レベル
- 回線は、ソフトバンク転用
- (重要:auの携帯はほぼNG、ドコモの携帯は対応していない可能性あり)
- キャリアメール使用可(@ymobile.ne.jp)
家族割などを使えば安くできますが、一人暮らしの上に回線も乗り換えるので割引は使えません。
つまり、あまり安くならないという結果になりました。
②楽天モバイル
次に楽天モバイル。
- パケット使用量で変動、
最小0円(1GB未満)―最大税込み3278円2022年7月から最小税込み1078円、最大最大税込み3278円 - 速度は楽天モバイル基地局内なら制限なし、それ以外なら5GBまで高速
- ※パケット利用量はどちらもカウントされます
- 基本通話無料(番号案内などは例外)
- 速度はデータ不足、パートナー回線は現状au転用
- (重要:ソフトバンクとドコモの携帯はSIMロック解除でもNGの可能性が高い)
- 2022年7月からキャリアメール使用可(@rakuten.jp)
私の携帯がauに対応していないので、楽天エリア以外で使えないことを除けば、ワイモバイルより良いと思いました。
エリア外の場合、auで通信できる必要がありますが、手持ちの携帯がauの電波に対応してません。
なので、事実上使えないことになってしまいました。
ですが、家族割や回線セット割引などが導入されたらもっと魅力的になると思いますので、パートナーエリアにソフトバンクかドコモが入るまで待ちたいと思います。
人気機種のOPPO Reno Aが廉売されたので機種ごと乗り換えました。機種ごと乗り換えればエリアのことは考えなくて済みます。
詳しくは↓の記事で書いています。
【格安SIMの端末に迷われている方向け】OPPO Reno A(128GB)を買って楽天モバイルへ乗り換えてみた
【家族割してる人注意!】楽天モバイルにMNPしてたら名義人相違
【キャリアアドレス難民向け】オンライン口座で支障を起こさない迂回法
【2022年7月から】完全無料プラン廃止
2022年7月から、月の通信容量が1GB未満でも最低1078円かかるように制度が改悪されてしまいました。
その反面、欠点だったキャリアアドレスが無いことが解決されます。
2022年7月1日(金)より、楽天モバイルは新料金プラン「Rakuten UN-LIMITVII」の提供を開始いたします…
格安SIMのデメリット対策法
格安SIMはなぜ安いか。それはサポートなどのサービスを削ったり、速度を削ったりした分を価格に転嫁しているからです。
つまり、転嫁している要素がデメリットになります。格安SIMの弱点を挙げます。
- 困ったときに自分で解決しないといけない
- [追記]MNPだけする場合は乗り換え先の電波が使えるか調べないといけない
- 三大キャリアと比べると速度が遅い
- キャリアメールが使用できない場合アリ(オンライン銀行は基本的にフリーアドレス不可)、2022年7月から楽天モバイルでは解決
- →息子が解決法を見つけてくれました。詳しくはこちら
困ったときに自分で解決しないといけない -google先生を使う-
意外と、困っているところは共通だったりします。
同じということは、解決法を記事にしている方も多いということ。
なので、インターネット環境さえあれば対策が出来ます。
格安SIMにたどり着くだけの検索技術があれば十分に対処可能です。
[ここから調べる]MNPだけする場合は転用先で電波が使えるか調べる
この記事を書くのに調べていて分かりましたが、
同じ端末でも、SIMの会社が変わったら使えるとは限らない
という事です。これは待つか、端末ごとSIMを乗り換えるしか対処のしようがないと思います。
BIGLOBEやラインモバイルでは公式サイトで調べられるそうなので、乗りかえ予定の方は最初に調べることをお勧めします。
三大キャリアと比べると速度が遅い -環境次第で改善可-
通信量が多いこと(動画閲覧など)を家ですることが多いなら、Wifi環境の導入で解決します。
インターネットを引いている方なら、ルーターに市販のWifiを繋いで説明書を見ながら設定するだけで、Wifi環境を構築できます。
逆に、スマホしか通信手段が無い場合は速度が速いとされているワイモバイルやUQモバイルを選んだ方が良いかもしれません。
ただし、キャリアと速度が変わらない、あるいは通話品質やサポートがあるということは、その分高いということ。
キャリアメールが使用できない -使用できる格安SIMがある-
そもそもなぜ、キャリアメールが必要なのかというと、
オンライン銀行などでは基本的に信用がないアドレスが使えないから
です。家計簿の自動化で紹介したオンラインバンキングもフリーアドレス不可が多いので、意外と盲点になりやすいと思います。
格安SIMでは、ワイモバイルとUQモバイルがキャリアメールを提供しています。
楽天モバイルでは、Un-Limitedシリーズになる前は楽天モバイルに登録したら@rakuten.jpというアドレスが登録できたのですが、
現在は付与されません。
ですが、Microsoft社に登録してoutlookメールを使えば解決できました。
お勧めのオンラインバンクでも紹介している楽天銀行でも、フリーアドレスは不可非推奨ですが、@rakuten.jpは使えます。もちろん、上で紹介しているoutlookメールも使用できます。
この記事で紹介した格安SIM
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欠点 | ①通話品質がいまいち ②サポートが弱い ③お試しできない |
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通話品質 | 4.0 |
サポート品質 | 3.5 |
総合 | 4.0 |
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